FELL DOWN!!
どんな顔して起き上がれば…
今日はサボらずやってきたい、チリアクタです。
本日は転倒案件というか、怪我案件ですね。
ではいきます。
あれは夕方のこと。
スーパーで買い物を終えた私は、手荷物を整理するため、松屋の看板下まで行くことにした。
看板の周りは駐車スペースではなく、車通りの多い場所でもなかったので、ゆっくりできるはずだった。
看板を目指して歩き出した私は、さっさと整理したい気分だった。
今思えば、その焦りが良くなかった。
看板の下まで到着した瞬間、私の頭部に激痛が走った。身体が竦み、思わず肩が飛び上がるような激痛だ。
ちょっと泣きながら荷物を整理していたが、すぐにあることに気づいた。
信号待ちの車は俺の様子が良く見えるのだ。さらにその日、少し目立つ服を着ていただけに、
あぁ、これは見られたなぁ。
そう感じた。
私は走馬灯が如く、ある光景を思い出した。
駅前の家電量販店、まだ雪が残っていた時期の雨で、地面はツルツル。
とは言っても駅前なのでそこまでツルツルはしてないが、道路の敷居みたいなヤツ。
この男性が踏み込んでるようなところはツルツルだった。
私の目の前に社会人の男性が歩いてきた。
なぜだかわからないが、僕はその人がとても印象的に見えた。
次の瞬間、彼は転倒した。
まるで受け身を取るが如く、自らの横腹で衝撃を吸収してるかの如く。
問題は次だ。
彼は、どんな顔で起き上がるのか?
ニヤッ!
…人間的だなぁ。
そんなことを考えていた記憶。
俺は、俺はどうすれば!
じーっ。
俺が頭をぶつけたところを睨みつけてた。
看板の装置を上下させるハンドル。
それが俺の前頭葉に直撃したのだ。
そんな話。
とっても頭が痛かったよ。