きっとおれのおかげだな!
今週のお題「わたしの好きな歌」
今こんな顔してます
ということで、どうも。
JASRACの話をした数日後にJASRACフリーになって俺のおかげだと思っている男、
チリアクタでございます。
タイミング良すぎやろ!
JASRACとはてなブログで契約を結んで、歌詞の掲載などがOKになった様です!
生臭い話、契約した以上大々的にその利を活かさなきゃなんないですからね、
こうなった以上JASRACに配慮した音楽ブログの先駆けとなろうじゃないかと。
ということで、今回は私淑する人物。
「平沢進」の歌について話そう。
R U READY?
彼の歌を理解することは不可能だ。
もちろん中には理解しやすい歌もあるのだが、ほとんどの歌が何を言っているのかわからない。
その語彙力、
知識、
全てにおいて人類の先を行く男、
それが平沢進である。
わたくし程度の語彙力では彼の足元にも及ばないが、第一回記念として紹介していこう。
彼を知った経緯はYoutubeに上がっていた動画が最初だった。
初めて聞いた時は
「変な曲だなぁ」
と思っていた。
しばらく、3日ぐらい経つとそのリズムが頭から離れなくなっていた。
俗に言うさきいかミュージックの塊であったのだ。
聞けば聞くほどわからなくなるのに、不思議とやめられない。
平沢進的に表現するなら
時空のCPUにて、トランス状態にあるオートマタ、テクノポップをはるか未来へと歌い継ぐ。
そんな感じである。
わけのわからない言葉の端々にセンスがあり、まだ私程度では理解できないのだと痛感させられる。
では実際に私が初めて聴いて、今もなお聴き続けている名曲。
平沢進の入門曲。
映画パプリカにも使用されている、
「パレード」
作詞作曲:平沢進
胸にエナジー
ケミカルの泡立ち
ハイヤーや古タイヤや
血や肉の通りを行き
あれがリバティー
ユートピアのパロディー
バイヤーやギガ・ムービーの
絢爛の並木は晴れ (絢爛:綺麗である様、華麗)
マイナーな欝は戯言
バラ色は廉価 (廉価:安い)
いわく幸せと知れ
持ちきれぬほど
瀕死のリテラシー (リテラシー:読み書きの能力)
メカニカルに殺す
売人や吊るワイヤーや
ホルムアルデヒドの通り(ホルムアルデヒド:毒物)
乾くシナジー (シナジー:相乗効果とも)
合成スイートで湿し
高層のメガ神殿に
狂乱のファンドの雨
「蒙昧」の文字は書けねど(蒙昧:世間知らず、ばか)
未来は廉価
なべて迷信と笑え
因果のストーリー
さあ 異臭を放ち来る
キミの影を喰い
恐怖のパレードが来る
キミの名の下に
轟音のMC
シビリアンには致死量(シビリアン:市民)
廃人や売るダイアや
地に堕ちた道理の通り
あれがリバティー
ユートピアのパロディー
頼みは SSRI (SSRI:向精神薬、うつ病の薬)
さて流行りのテラスでハイホー
マイナーな説はたわごと
享楽は廉価
努々省みるな 手遅れゆえ
さあ 異臭を放ち来る
キミの影を喰い
恐怖のパレードが来る
キミの名の下に
さあ 地を埋めつくすほど
キミの影が産む
狂気のパレードが来る
キミの名の下に
しょっぱなこれで申し訳ないが、
好きに理由なんてないのさ!
ほんと申し訳ない、解説もクソも無い。
好きなのよ。
単語の意味(わかるやつだけ)は右側に追記しておくから、是非自分なりの解釈を見つけて欲しい。
なんでこの歌が好きになったか、こればっかりは本当にわからない。
もとより私は合唱や聖歌が好きだった。
特に聖歌の荘厳さとファンタジックさは最高だった。
このパレードには不気味と荘厳とリズムがある。
リズムをとりたくなるEDMなどとは違い、純粋に体を動かされる曲であるとも言える。
残念ながらこの曲にまつわる胸熱エピソードはないのだが、親友との共通点が師匠(平沢進)のおかげで一つ増えたことは、予期せぬ喜びであった。
J-POPやPOP系、その他世間一般に流布されている曲には無い、平沢進という価値が付加されている。
私の中での歌とは
言葉と韻と、いくつかのセンスであると思っている。
言葉選びはその歌の知性、聴き手の愉悦を表し、
韻は私の様な馬鹿でも聞き取りやすいリズムを作る
センスは完全に才能であり、
平沢進は全てが最高級。
私の欲求を満たす歌を歌ってくれる。
そんな平沢進についてでした。