おんがくのとも

今週のお題「わたしの好きな歌」

 

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本日の歌

「歩きつづけるかぎり」by怒髪天

 

 

NHKの人気番組のOPを飾ったこともある怒髪天

そんな怒髪天の曲で最も俺を震わせた、最高の曲がある。

前述の師匠とは異なり、完全にジャパンロックというか、おじさんたちの汗臭い歌というか、

とにかくおっさん感が強いのに、なんだかクセになる曲が多い怒髪天

 

 

ある時聞いて泣いた、

青春を描く、

みんなの通る道

 

「歩きつづけるかぎり」

作詞:増子直純

作曲:上原子友康

 

 

青い春は過ぎて あぁ 消えちまった

誰もいなくなった

そして独りぼっち

キツい道のりだと あぁ 覚悟してた

馬鹿は百も承知

だけどこんな夜は

前略おふくろ お元気ですか?

書きかけ出せない 手紙ばかり増える

 

 

未だ夢は覚めず

胸焦がすならば

旅に終わりは無い

歩き続ける限り

 

あるぜ可能性は あぁ 0じゃないぜ

余計タチが悪い

だから捨てられない

明けない夜など無いから、なんて

飲み屋の便所に落書きしたの誰だ?  


未だ夢は覚めず

胸焦がすならば

旅に終わりは無い

歩き続ける限り

 

未だ夢は覚めず

胸焦がしやがる

旅に終わりは無い

歩き続ける限り

歩き続ける限り

歩き続ける限り

 

 

おそらくはてなブログ的にもこういう話がいいと思って、一つエピソードを持ってきましたよっと。

 

実話で、もちろん私の実体験ですので悪しからず。

 

 

この歌は、私が公務員試験に落っこちた時に聴いた。内心落ちることは想像ついていたので、精神的な落胆はそんなに感じていなかった。

友達の前でヘラヘラして、内心受かった人たちが羨ましかった。

 

もちろん努力しなかった俺が悪い。

誰よりも早く準備を始めて、そのままウサギの如くサボってしまったのだから。

でも誰より夢は膨らんでた。

長い間夢みてたのだから当然だ、

胸を張って、みんなのための仕事をしている。

そう言いたかった。

 

学校の中ではヘラヘラして、

帰り道。

Bluetoothを耳にはめ、怒髪天を再生。

最初は普通のリズミカルな曲ばかり、

だんだんと応援歌に変わっていく。

 

そしてついに、歩きつづけるかぎりが流れた。

 

気づけば橋の上で泣いてた。

歩きながら、唇を噛んで、

悔しいとか、そういう感じじゃなく、

なんとなく未来があるぞ、と。

これで終わりじゃ無いぜ、って励まされた気がして泣いてた。

 

これで終わりじゃなく、ここからまたやり直せばいい。そのチャンスが与えられたんだって。

 

今も久し振りにこの曲を聴いている。

あの時感じたほどのエネルギーは自分の中には無いが、俺の心の熱い部分にこの歌が触れるのは確か、

まさに自らの心をも原動力にして伝わる魂の歌。

 

そんな力溢れる一曲。

 

 

 

んまぁまじめに書いてしまったが、本当にいい曲である。是非この曲を登竜門に、自分の手で彼らのさきいかミュージックを探して欲しい。

正直、今回紹介した曲はイントロにはふさわしく無い(さきいかミュージックなので登竜門にはふさわしく無い)、「団地でDAN!RAN!」を一番最初に聴くことをお勧めする。