健康診断にて

会社の規定により、健康診断を受けに行くチリアクタ。

 

ということで、どうも。

注射はなんとか我慢できた男、

チリアクタです。

 

 

 健康診断を受けに行くチリアクタ。

初めての病院で右も左もわからないまま、ナスがママに流されていく私。

血圧計に腕を通すとき、袖をまくったほうがいいと思ってまくろうとしたら

「まくらないで!」

って男の人に言われて傷ついた。

まぁ、そんなことはどうでもいいのです。

 

 

 ことは心電図を取る際に起こった。

入る前からタイプの看護師さんがいて、その人が心電図をとる段取りになっていた。

「腹囲測りますね」

 

その一言が僕の何かを崩したのだろう。

「いや…」

何故か拒否する私。

 

「服上げてください」

「う、いや、あ、ハイ」

 

でっぷりとした腹をさらけ出し、へその毛を見られたときから涙が出そうだった。

もう死にたい、心電図を取りながらご臨終で構わないとすら思った。

 

しかしだ、しかし!!

正直ちょっと面白かった。

お互い初対面にも関わらず、僕は相手のことを好意的に見ている、それに加え僕のことをなんとも思ってない女性が僕のお腹を抱きかかえるように測るわけだから、ね。

そう感じた瞬間思ったね、チリアクタ思った。

 

「これは俗に言う犯罪者予備軍ってやつなのでは?」

 

お釣りをもらうときに手が触れて、この人は俺のことをスキなんじゃ?

と思ってしまうぐらい変態的な考えである。

 

それだけでは終わらない。

 

心電図を取るために再度仰向けで腹をさらけ出し、

お姉さんのナスがままになっているとき、

チリアクタ思ったね。

 

「やっべかわいい」

 

なんかめちゃくちゃ可愛く見えてくるんだね、これが。

そう思った途端胸のときめきが止まらなくなったよね。

 

トゥンク…トゥンク…

 

そこですかさず思ったよ

 

心電図を取る人たちはいわば心臓の動きに精通した人々、

俺が一目惚れしてることがバレてるんじゃないだろうか?

俺がちょっと変態的な考えを持ってしまってることがバレているんじゃないだろうか?

 

そう思った途端更に胸がときめいたよね、

チリアクタもう無理だった。

 

ピクッ……ピクピクッ

 

心臓が震えるとともに、

私の体も震えだしてしまった。

想像してほしい。

 

きれいなお姉さんと密室で二人きり、

心電図(吸盤)に吸い付かれたまま、ちょっとニヤケ顔でピクピクしてるデブがベッドの上に横たわっているわけである。

 

怖いよね、キモいよね、ウンウン。

ほんとにすいません。

ただめちゃくちゃタイプだったんです。

 

 

そうだ、キモイをポジティブに受け取れるように改良したんで聞いてくれ。

 

スキな女にキモいって言われたら。

 

キスして

揉んで

一緒にいて

 

の略称だと思うべし!!

 

同様に臭いと言われたら

 

口づけを

再度交わして

インドシナ

      塵芥

 

 

では、さようなら。

 

この前に上げてるVRゴーグルのR18記事は自主的に消す可能性を秘めています。

ご了承くだせえ。